本当にあったピンハネ事件!あやしい人材派遣会社には気をつけろ

人材派遣会社で働くと、給与は働いた先の企業からではなく、人材派遣会社から振り込まれます。つまり、A社で働いたとして、A社から人材派遣会社へお金を支払い、そこから派遣社員へと給与が振り込まれます。このシステムを利用して、悪質なピンハネが横行していた時期もありました。

A社から直接もらうわけではない

派遣社員の給与は登録している会社から支払われます。
例えば
A社は派遣会社に手数料とともに指定された金額を振り込みます。それを派遣社員に渡しているのです。
たとえば、A社が派遣社員に給与明細などの詳細を教えていなければ、派遣会社がどれぐらい手数料や紹介料をもらっているのかわからないこともありました。

現在は、何%の紹介料を支払っているのかを提示するようになっています。

過去に多発したピンハネ事件

A社はBくんの働きがとてもマジメで優秀なので、給与を増やしてあげようと思いました。
そのためA社は派遣会社へBくんの時給を上げるように申請し、いつもより100円高い時給で計算し、派遣会社へ支払っていました。

しかし、Bくんはある日、時給をあげてほしいと言ってきました。A社はすでに時給はあげていると伝えると、Bくんは時給はあがっていないと言います。実際に支払明細を見ると、変化はありませんでした。

派遣会社に問い合わせてはじめて、ピンハネしていた事実が発覚したのです。

信用できる派遣会社へ

日本は他の国に比べて、派遣会社の数が圧倒的に多い国です。アメリカの2倍はあると言われています。
そのため、中には法を無視した派遣会社も混ざっています。

本当に信用のできる派遣会社なのか調べてみることも大事でしょう。

人材派遣紹介事業にちゃんと登録されているのか。
ネットでの口コミ。
それだけでも、その派遣会社の特徴がわかるかと思います。

あとは実際に登録会に行ってみて、会社の雰囲気を見てみるのもありです。
合わないなと思えば、登録をキャンセルすることもできます。
実際に、登録会の途中で退席する人も中にはいます。

その場合は、一応スタッフに一言声をかけてから退席しましょう。