短期・長期派遣のメリットとデメリット

求人広告サイトや情報誌などにのっている派遣は、時給が高く魅力的です。しかし、短期や長期と言った条件があります。派遣についてあまり詳しくない方は、短期、長期の派遣の仕事と言われてもよくわからないですよね。わからないこそ、募集に応募するのにためらってしまうこともあります。今回はそんなそれぞれの派遣について特徴などを見て行きましょう。

短期派遣とはその名のとおり、1ヶ月や2ヶ月などといった決まった短い期間だけ派遣先に勤めることを言います。期限が決まっているため、自分の予定に合わせて働くことができるのが大きなメリットです。例えば、次の就職は決まっているけれど出社するまで期間が空くのでその間も働きたいな、と思っている場合。集中した期間働いて、休みを多めにとりたい、という場合などなど。個人の都合があっても、一定の働ける期間をうまく作り出せばある程度の収入を得られることができます。さらに、一定期間で働く職場が変わるので、色々な職場を経験したい、人間関係があまり得意でない、といった人にも向いているのです。また、派遣会社にもよりますが給料を日払い、週払いに対応してもらうこともできます。

短期派遣は短い間働くのが基本なので、職場において即戦力になることを求められます。そのため、未経験の方が不採用になることもあります。また、短期の派遣は業種によって募集される時期が限られることも。そのため、短期の仕事がない時期などになると仕事が決まらなかったり、収入が不安定になってしまいます。

長期間派遣はその名のとおり長期的に働く派遣のことです。基本的に仕事の内容は正社員と同様のものになります。そのため、収入を十分に得られるのがメリットです。さらに派遣の仕事は業務時間外の勤務、残業にもしっかりと残業代が出ます。そのため、安定的な収入はもちろんのこと、がっつりと稼ぎたいと思っている方に向いています。さらに、短期の派遣の場合は仕事に慣れた頃に契約期間が満了になるのと違い、長期では仕事に慣れてスキルを伸ばすことができます。また、現場での活躍が認められれば、派遣スタッフではなく正社員として契約しませんか、と企業側から声がかかることもあります。

長期の派遣で、職場にも慣れてきてこのままずっとここで働きたい、と思ったときにネックになってしまうのが契約期間の満了です。契約期間が終わってしまえば、いくらこちらが働きたいと思っていても、その会社では働くことができません。